「犬はどこだ」読了

2012.12.12.Wed.23:48
なんだか読書感想ブログと化しているような…。



「氷菓」や「インシテミル」などで有名な米澤穂信氏の「犬はどこだ」を読みました。
氷菓のように、氏の得意とする日常の謎や青春ミステリとは一味違う、少し大人なミステリに感じました。

都会での生活に敗れ、田舎へと戻り犬探しの探偵業を営む主人公が、犬探しとは無関係な事件の調査をしていく内に、自分自身の快復へと導かれていくというわかりやすいドラマなのですが、ラストはやはり米澤作品です。
謎自体にそこまで衝撃的などんでん返しがあるわけではないのですが、すっきりとしたハッピーエンドでは終わらせてくれません……。

この作品を読んでいて感心したのは、扱われる事件の背景が実にしっかりと説得力をもって描かれていることでした。
作中に出てくる“城山”というものが、実際にはどういったものとして存在するのかは不勉強で知らないのですが……。

作中設定となるバックボーンがしっかりしていると読んでいてとても安心しますね。
こういったものも書けるという、作者の新境地をみることができました。


続編の予定もあるそうですが、まだ出てないようですね。
色んなキャラが出てくるのですが、全員がちゃんと描かれるわけではなく、伏線のように感じた描写などもあったので、それらも続編で補っていくのかと思います。


犬はどこだ (創元推理文庫)犬はどこだ (創元推理文庫)
(2008/02)
米澤 穂信

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……関係無い話ですが、何年も文章を書かない生活をしていたせいか、このブログを書くのがすごくやりづらいです。文章も下手になっているような気がします……。

こうやってブログだけでも書いてさえいれば、文章力も上達していくのでしょうか?

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